大学・高専訪問

出前講義リスト

2021年度

2021年度提供テーマについては、現在調整中です。

リストにないテーマも相談に応じますので、高専連携推進センターまでお気軽にお問い合わせ下さい。

2020年度

1系 機械工学系

担当者:横山博史

タイトル:空気の流れから発生する音

内容:自動車や新幹線では,風切り音と呼ばれる空気の流れから発生する音が騒音として問題となっています.一方で,楽器ではそうした流れから発生する音を利用して,音楽が演奏されます.この講義では、そうした音の発生する理由や,音を制御する手法についてコンピューターを用いたシミュレーション結果とともに紹介します.

対象:全学年、全学科


担当者:永井萌土

タイトル:マイクロシステムを作る・使う

内容:自動車やスマートフォンといった製品を高機能化するために,マイクロシステムが利用されている。 この講義では、マイクロシステムの作製方法と動作原理を紹介する。最近の研究として,動物や微生物の細胞を操作するためのマイクロシステムも説明する。

対象:全学年、全学科

2系 電気・電子情報工学系

担当者:澤田和明

タイトル:イメージセンサの歴史と展望(仮)

内容:ディジタルカメラや携帯電話など幅広く利用されているイメージセンサに関して、動作原理と歴史、これからの展開について紹介する。


担当者:河野 剛士

タイトル:「半導体集積回路の歴史と研究動向(仮)」

内容:トランジスタをはじめとする半導体デバイス・集積回路の動作原理と歴史、最新の研究動向について紹介する。


担当者名:松田厚範

タイトル:「固体イオニクスと次世代全固体電池」

内容:固体イオニクスとは、固体中のイオンの挙動を扱う学問・技術分野を広く意味するものです。高いイオン導電率を持ついわゆる固体電解質などを対象とし、それらについての基礎研究と利用技術の開発が中心課題となっています。特に電池をはじめとする電気化学素子の信頼性・安全性を向上し、コンパクト化を可能にするためには、全固体化が必須であり、優れた固体電解質の開発が望まれており、燃料電池自動車や電気自動車などが注目を集める中、固体イオニクス分野の研究は非常に盛んになってきています。

本講演では、まず固体電解質の種類と構造的特徴について基礎から詳しく解説します。次に固体電解質を用いた次世代電池として、中温無加湿燃料電池および硫化物系リチウムイオン二次電池について、基礎から開発の動向をわかりやすく説明し、私たちのグループの研究成果を紹介させて頂きます。


担当者名:大平 孝

タイトル:「波動で走る未来のビークル」

内容:石炭、石油、電池に続く第4世代移動手段として道路インフラから波動エネルギーを受けながら走行する電気自動車のしくみを紹介します。1/10スケールEV模型車両を持参して、動態デモ展示します。


担当者名:川島 朋裕

タイトル:「電力機器の安全性を保障する電気絶縁技術」

内容:現在の社会インフラにおいて電力機器は重要な役割を果たしており、その安全性・信頼性を保証するために電気絶縁技術は必要不可欠である。劣化の要因の一つである放電現象を理解し、発生する微小な電波や電気信号を検知することによって事故を未然に防止する技術の開発が進んでいる。講義では電力機器における放電現象の例を簡単に説明し、検出技術の実例を紹介する。


担当者名:穂積 直裕 

タイトル:「超音波で何が見える?」

内容:超音波は光が通らないものの中でも通過できるので、工業製品や身体の内部検査に使われる。超音波による測定の原理はやまびこと変わらないが、周波数が高いので小さなものでも画像化して見ることができる。豊橋技術科学大学では、超高圧送電線の帯電検査や、ガン細胞に対する薬物の効果の確認などに超音波計測を応用している。講義では超音波計測の原理と研究の歴史を簡単に説明し、応用の実例を紹介する。

3系 情報・知能工学系

担当者:梅村恭司

タイトル:オンライン機械学習アルゴリズム

内容:大量のデータを学習することができるオンライン学習アルゴリズムについて紹介する。 2値の分類の問題を例題とし,特に,データサンプルから,平面上の領域をもとめるという問題について,目に見えるかたちのデモプログラムを通じて,そのアルゴリズムを詳細に紹介する。キーワードとしては,線形識別関数,カーネル法,最大マージン識別面,L1正則化 法の初歩を解説する。入門レベルのため,要求される基礎知識は,2次曲線とベクトルの基礎にとどまり,微分積分や線形代数は必要がない。


担当者:北崎充晃

タイトル:バーチャルリアリティと認知神経科学

内容:我々の生活のみならず心や社会を変える可能性のあるバーチャルリアリティについて,その技術の背景や研究の流れを紹介し,特に人の心や社会性との関わりについて認知神経科学や実験心理学にも関係する最新の研究を紹介する。


担当者:金澤 靖

タイトル:画像からの3次元形状復元技術の基礎

内容:ARやVR,ロボットの視覚に欠かすことのできない技術の一つに,カメラ画像からの3次元形状復元がある。本出前講義では,その数学的な基礎も含め,3次元復元技術の基礎を概説すると共に,最新の技術を紹介する。


担当者:後藤仁志

タイトル:分子・材料科学シミュレーションとデータ同化

内容:高性能計算機を用いたシミュレーションと機械学習を活用するデータ科学は,それぞれ第3,第4の科学と呼ばれています。物理,化学,生物学と融合する新世代の情報技術イノベーションは,今,どこに向かっているのでしょうか?最新研究から覗いてみましょう。


担当者:南 哲人

タイトル:ヒトを測る・ヒトを知る

内容:果たして、人工知能は、ヒトのような意識を持つことができるのでしょうか?もしくは持つ必要があるのでしょうか?答えはヒトの中にこそあるのではないでしょうか。本講義では,ヒト知能研究について、脳科学の最近の話題と応用例などを、私たちのグループの研究成果も交えながら説明します。


4系 応用化学・生命工学系

担当者名 岩佐 精二 教授

タイトル: 「イムノアッセイ法を利用した残留農薬検査キットの開発」

内容: グローバル化が急速に拡大する中で様々な環境負荷物質による健康や生態系に及ぼす影響が世界中で懸念されています。中でも食品に関しては、1)残留農薬、2)未登録農薬使用、3)法制変更に基づく生産者の残留農薬への対応、4)国内外の食品の多様性、等に付随して残留農薬の試験法開発および効率化は重要な課題です。本講義では、抗原抗体反応を基本原理とする免疫学的測定法(イムノアッセイ)を利用した残留農薬分析法の確立により、簡便・廉価・迅速・高精度・自在な測定環境に対応できる等の特徴を有する残留農薬分析キットの提供とその工業化までの技術科学について、講演者らの実際の研究成果を基に講義します。


担当者名 岩佐 精二 教授

タイトル: 「医薬品合成を志向した触媒的不斉反応の開発」

内容: 反応性を制御する合成技術の開発は、医薬品や農薬などの立体構造を制御する精密な有機化合物の合成に不可欠です。本研究は化学反応の中で最も活性なカルベン中間体の反応性について位置および立体選択性を制御する方法や新しい結合形成を行う分子触媒の開発について概説します。具体的には1)新規不斉触媒の設計と合成、2)不飽和結合への触媒的不斉カルベン移動反応、3)シグマ結合へのカルベン挿入反応、4)医薬品合成への応用等について講演者らの実際の研究成果を基に講義します。


担当者名: 小口 達夫 准教授

タイトル: 「化学からみた燃焼と環境工学:着火現象から排気処理まで」

内容: 世界のエネルギー供給は、約80%が化石燃料由来です。しかし、化石燃料を消費すると、多くの二酸化炭素が排出され、地球の温暖化を進めると危惧されています。この講義では、エネルギー供給源としての燃焼を化学の視点から捉え、高効率で環境負荷の少ない燃焼技術開発のための、最近の研究動向を紹介します。


担当者名: 水嶋 生智 教授

タイトル: 「環境保全・浄化における触媒の役割」

内容: 産業の発展にともなって大量に排出された窒素酸化物、硫黄化合物、一酸化炭素などの環境汚染物質による環境破壊が一時深刻な問題となりましたが、これらは触媒技術の進歩によって解決されてきました。この講義では、自動車排ガス浄化や脱硫・脱硝処理のための触媒技術を中心に、環境触媒がどのようなところで、どのように利用されているかを解説します。

5系 建築・都市システム工学系

担当者:松本幸大

タイトル:繊維強化樹脂材料の概要と建設分野への応用

内容:繊維強化樹脂(FRP)材料は軽量で高強度な材料であることから,飛行機や自動車への実用化が進んでいる。建設分野においても,既存構造物の補修・補強や空間屋根構造,歩道橋などへの応用が活発になっており,建設用材料として認知されつつある。本出前講義では,FRP材料の特徴やその力学,また材料の性能を活かした設計事例について概説する。


担当者:都築和代

タイトル:居住温熱環境が人の健康や快適性に及ぼす影響

内容:建築物内外の温熱環境と人の生理、心理、および、行動等についてのデータを収集し、健康や快適性など種々の評価軸に沿ってその関係性を検討する研究を実施しています。特に高齢者と青年の違いや、睡眠中の体温調節などについての調査や実験データについて概説します。


担当者:水谷晃啓

タイトル:建築設計におけるデジタルデザインの可能性

内容:近年、建築設計の新しい方法としてデジタルデザインを用いた設計方法が着目されている。本出前講義ではシミュレーションやデジタルツールを用いた建築設計の方法とその可能性について、地域材とデジタルファブリケーションを活用して行った一般市民向けの椅子づくりワークショップ等、実例をもとに説明を行う。


担当者:松井智哉

タイトル:建築物の地震被害と耐震補強技術

内容:鉄筋コンクリート構造を対象として,日本における過去の地震により生じた建築物の被害の特徴,耐震診断,耐震補強について概説する。


担当者:横田久里子

タイトル:「水銀に関する水俣条約」って知っていますか?

内容:環境問題(公害)の原点である水俣病を経験した日本は,様々な施策を通じて,現在では豊かで快適な環境を構築している.では,現在の世界はどのような状態であるのか?出前講義では条約の背景や現在地球が抱える水銀問題について概説する.


担当者:加藤 茂

タイトル:海岸・河口・干潟での砂移動と地形変化

内容:海岸や河口,干潟(いわるゆ沿岸域)では,常に波や流れなどの自然外力が作用しており,その結果として砂の移動や地形変化が生じている.本出前講義では,それら自然現象の概略について観測データ等を用いて説明するとともに,沿岸域の環境やその保全,沿岸災害に対する対策・対応について概説する.

総合教育院

担当者:藤原孝男

タイトル:ベンチャー生態系

内容:現在の日本の製造業は愛知県の自動車産業への一極集中の状況で次世代産業に向けたベンチャー創業が望まれている。この授業では、浜松市と豊田市の産業構造の比較、シリコンバレーにおける継続的なベンチャー創業を支える社会的な仕組み、そして創業初期の「死の谷」を超えるのを手助ける金融工学的手法のリアルオプションについて初歩的な紹介をする。

対象:全学年、全学科


担当者:武藤浩行

タイトル:自然に学ぶものづくり

内容:自然界には、新しい材料開発のための多くのヒントが隠されている。近年、自然模倣、バイオミメティック、バイオインスパイヤード等の呼称で新たなものづくりの思想が実践されている。この講義では、材料、デバイス等の高機能化、高特性化のための自然模倣の例を紹介する。

対象:全学年、全学科


担当者:和泉司

タイトル:ロボットと文学

内容:1920年、カレル・チャペックの戯曲から「ロボット」という単語が生まれてから、人間は「ロボット」を現実の存在にしようと科学・技術を発展させてきました。その背景には「ロボット」を描き出してきた文学、映画、漫画、アニメーションが人々の想像力をかき立ててきたことが影響しています。ロボットとAIが次世代技術として注目されている今、人間の想像力が生み出してきた「ロボット」はどんなものであったのかを、作品や映像を見ながら考えてみます。

対象:全学年、全学科


担当者:中村大介

タイトル:技術は科学のしもべ?

内容:「技術は科学的知識の応用だ」、これは19世紀の実証主義で提言されて以来、現在でもたまに聞かれる言葉です。しかし「科学が主人で、技術はそのしもべである」というこうした考えは技術の本質的な特性を取り逃がしているのではないでしょうか。本授業では、技術について異なった考えを提唱した哲学者の知見を参考に、改めて技術と科学の関係を考えてみたいと思います。

対象:全学年、全学科